亮月店主鈴木

店主の想いとお願い

年明け早々、新型コロナに感染してしまいました。さあ今年もやるぞ、というスタートダッシュの大事な時期につまずいてしまいました。残念ながら私の場合、症状が重く高熱が2週間ほど続いたため、結局3週間近くに渡って休業してしまいました。
お客様の皆さんには、大変ご心配とご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。また、療養中は多くのお客様より心配と励ましのメッセージを頂けましたことを心より感謝申し上げます。お陰様でとても励まされまして、心細い療養期間を乗り切ることが出来ました。ありがとうございます。

私事ではありますが、働き始めてからの数十年を振り返りますと、体調を崩しやすい時期が大体決まっているようです。まず一年の仕事を終える12月31日の夜。それに年始の休業明け間もなくの頃。それから暑い夏の盛りの頃。概ねこの3パターンで、いわゆる繁忙期の前後の疲れが蓄積した頃、または忙しい時期を無事乗り切れたことに安堵して気が緩む頃となります。

そば農家とそば専門店としての難しさ

多くの自営業の方の誰もがそうでしょうが、私も例に漏れず、やらなければならないことが実にたくさんあります。特に起業して日が浅いうちほどそうした傾向は強く、経営は安定せず、収入も少なかったり、ものすごく頑張ったのに赤字だったりもします。そういった事情もあり、節約の意味も含めて、できることは自分でやる、できなくてもなんとか自分でやる、とならざるを得なくなるわけです。過去にできなくてもなんとかしたものに、作業場兼倉庫の建築があります。建築など携わったことすらありませんでしたが、見よう見まねで単管パイプで骨組みを組み、屋根と壁はトタン板張って作ったものがあります。プロの目から見たらお粗末なものでしょうが、10年以上経った今も健在です。

また私の場合は、普段は店の営業がありますから、店が休みの日には機械の整備、畑仕事に店の仕入れ、それから経理に役所回り、と挙げればキリがありません。
特に畑関連の仕事は常に天気に左右されますから、晴れてる日を逃すと後で取り返しのつかなくなることが少なくありません。
しかし、時々仕事が趣味みたいな方がいらっしゃいます。実際、私の知り合いには、年に数日しか休みを取らない方がいます。聞けば、休みを取るとやることがなくて、かえって具合が悪くなるそうです。
そんな話を耳にしますと、今度は自分が休むことに罪悪感を感じるようになります。あいつは休まずやってるのに、自分が好きで始めた事業なのに休みたいなんてとんでもない、と思うようになります。そして、休むことがまるでサボることのように勘違いするようになります。結果、どんどん疲労が蓄積していくわけです。そうしているうちに、前述の時期あたりになりますと極度の疲労により、私の体は免疫力がない状態となり、何がしかの菌に感染し高熱を出し強制的に休みを取らざるを得なくなるわけです。これは、防衛機能が働いたわけですから、ありがたいことにではあります。しかし、疲れのツケがたっぷり溜まった体が癒えるには長い時間が掛かってしまいます。

経営者としての責任

そばを打つ店主

亮月に込めた想い

現在、店には私の代わりができる人材がいないため、私が休むと店も休まなくてはならなくなります。
そうなりますと当然、多くのお客様にご迷惑をかけることとなり、またスタッフさんの生活も脅かすこととなってしまいます。普段からそういうことにならないように、と必死で頑張るのが裏目となってしまうわけです。
時には、休む勇気を持つことも必要なのでしょうが、いつも作業機会を逃す不安に駆られてしまいます。唯一、雨が降った日だけは気兼ねなく休めるのですが…
これはやるべき時なのか、休むべき時なのか、いつも最善の選択をすべく頭を悩ませますが、どうしても広い視点に立つより目先の不安に囚われてしまうようです。

感情には喜怒哀楽がありますが、それらはどれをとっても大切でありがたいものです。しかし、それらの感情の向き合い方一つで良くも悪くもなってしまいます。例えば不安です。うまく付き合えば、いい予防薬となり問題が大きくなる前に解決策を導くきっかけとなってくれます。しかし、過度に囚われれば心を支配されて、身動きが取れなくなり、最後は心身ともに病んでしまうことになります。
どの感情にも振り回される事なく、自分を高められるようにうまく付き合えればいいのですが、なかなか難しいようです。
これは私の持論ですが、チャンスはいつもピンチの顔をしてやってくるように思います。ピンチを乗り越えてこそのチャンスです。決して諦めてはいけません。
時にはどん底を味わうかもしれません。しかし、そこから這い上がったら、それは後に大きな力となるとしみじみ実感しています。
今回、新型コロナに感染し、長い療養期間となってしまったわけですが、あまりに回復しないこと、また実は私生活においても大きなストレスを抱えていたため、全てを投げ出したくなったこともありました。

蕎麦の世界に足を踏み入れてみませんか?

満開のそば畑

しかし、そんな日々を過ごしながら悩んで思いを巡らせた結果「私には大事な夢がある」ということを改めて認識しました。
それは「亮月」のこだわり蕎麦をもっと多くの人に知っていただきたい。ひいては全国から私の蕎麦を食べに来てもらいたい。お店も畑ももっと増やしたい。これに尽きるわけです。
そして、これまでのように自分一人の力ではどうにもならない段階に来たようです。
私と一緒に夢の実現を後押ししてくださる方がどうしても必要です。
蕎麦屋の技術をしっかり身につけて、お店を切り盛りしたいっ!「亮月」の蕎麦の良さを広めたいっ!
そんな強い気持ちをお持ちの方はいらっしゃいませんでしょうか?

興味のある方は以下のLINEからメッセージをお願いします。唯一無二の「亮月」を一緒に盛り立てていきましょう!

リストラからそば店経営を始めた理由

今回もどうにか災い転じて福と成せたでしょうか。
今日もまた、諦めず続けるのみです。

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