早いものでもう三月です。外で作業をしていても汗ばむくらいに暖かく、すっかり春を感じます。冬の間に畑を一通り耕して綺麗にしましたが、最近の暖かさのせいで先月耕した畑の雑草がもう伸びてきています。これから夏の種蒔きシーズンまでは、雑草が伸びたら耕す、を繰り返します。
蕎麦店主の理想と現実
畑が荒地にならないよう、頑張って日々ケアをしています。またお店の方も、少しでも良い店にしようと、日々思いを巡らせて頑張っています。反面、自分の心身をかえりみますと、いつも疲れていて寝ても休んでも、ちっとも疲れが取れません。そのせいか、毎朝モチベーションは低く、起き上がるまでが大変です。どこかにやる気スイッチは落ちてないか、と思ったりしますが、そんなものが落ちているはずがありません(笑)
どうにか起きて身支度を整え、仕事を始めますが、あれもやらなきゃ、これもやらなきゃで、いつも何かに追われているようで気持ちに余裕がありません。
店の営業が終わっても畑仕事に買い出しに、うちに帰れば事務仕事など、やらなければならないことはたくさんあります。ですが、何故か気乗りがしません。やる気にならないのです。しかし、やらなきゃやらないで、出来なかった自分になんてダメなやつ、と落ち込みます。
今日こそ早く寝て、明日は頑張ろうと思うのですが、結局夜遅くまでYouTubeやアマプラをダラダラと観てしまいます。
はたから見れば、気力に満ち溢れ、いつも元気いっぱい、充実した毎日を送っているように見えるかもしれませんが、実はそんな時ばかりではありません。そして私自身、そうではない自分がものすごく不甲斐なくて嫌いです。
せっかくいい仕事に巡り会えたのに、実に残念なことです。
やる気を奪う原因は私自身に
そんな昨今、いつものようにYouTubeを観ていましたら、「やる気が出ない原因 5選」という動画を見つけました。その動画によりますと、やる気が出ないのは生まれつき怠け者だからではなく、ちゃんと原因があるそうです。私は、自分がダメ人間なんだ、とばかりに落ち込んでましたから、なんだかのっけから嬉しくなりました。自分に当てはまるものがあればいいが、と思いながら観ていましたら、なんと原因その１でビンゴでした。それは、「〜しなければならない、が口癖になっている」です。これはかなり衝撃的で、思わず手を挙げてしまいました。まさに私のことです。この文中にも、やらなくてはならないことがたくさんある、と書きましたが、いつからか思い出せないくらい、もしかしたら人生の大半を「〜しなければならない」で生きてきたかもしれないと思うくらい口癖になっています。
この「〜しなくてはならない」はとても危険でどんどんやる気を奪っていくそうです。何故なら、この言葉には、誰かにやらされている、という暗示が含まれているからなんだそうです。このやらされ感こそが、人のやる気をいちばん奪うそうです。確かに、やらされた、と感じた途端にやる気だったことでもやる気が失せます。また、このタイプの人は、夕方になると疲れてグッタリしてしまうそうです。これもまさに私です(苦笑)
言葉を変え「前向きな意思決定へ」
さて対策ですが、これがまたビックリするくらい簡単なもので、「〜しなくてはならない」を「〜しよう」に変えることだそうです。
これなら楽勝と思って実際にやってみたところ、そんなに甘いものではありませんでした。なんと、「〜しよう」に置き換えることができないのです。どうしたって「〜しなければならない」になってしまい、「〜しよう」に言い換えることが出来ません。どんだけ染み込んでいるんだ、と呆れるくらいです。
よくよく考えますと、やらされてた感をこんなに強くなってたのに、長い間これでやってきた私はものすごく頑張ってたんだ、と今度は自分を褒めたくなり、散々責めていた自分が自分に申し訳なく思えてきました。
長い間やる気のことで悩んでいましたが、ようやく一条の光を見つけたようで嬉しくなりました。
癖を変えることは容易ではありませんが、諦めずに続けていけば変えられることを私は知っています。ですから、これから頑張って続けていこうと思います。続けなくてはならない、ではありませんよ(笑)
もう一つおまけに、やる気スイッチについてですが、やる気は後からやって来るものだそうです。つまり、何事もやり始めないことにはやる気も出ない、やり始めればやる気になってくる、ということです。確かにその通りかもしれません。やるが先で、やる気は後から！
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