昨今、広告媒体も紙やテレビからネットへと主流が代わりつつあります。これまでのような不特定多数の方へのアピールに留まらず、SNSと呼ばれるものを駆使すれば顧客により直接的なアピールができるようにもなっています。
当店も遅ればせながら、今年の夏よりInstagramを始めました。しかし、元来私は外に向けて自分のことをあれこれと発信することに意義を見出せず、宣伝に終始するのにも抵抗がありましたから、何を投稿すればいいのかさっぱり分かりません。そんなわけで始めてみたものの、大して投稿もできぬまま日々が過ぎました。
そうこうしているうちに、店の裏の畑で蕎麦の花に囲まれた写真を撮れるような場所を作ることを思い付きました。作っただけでは誰にも分かりませんので、時間の許す限り私からお客さんにお声がけをして写真を撮らせていただきます。もちろん撮った写真はお客さんにお渡ししています。そしてその時私が感じたことを添えてInstagramに投稿させていただきます。
蕎麦を通じて繋がる大切な人との絆
しかし、このアイディアも花の季節が終わるまでしかできません。
さてこれからどうしようと悩んでいますと、ある方が「花はなくとも自然豊かな風景に囲まれてみんなで集まった写真はすごく嬉しい」と言ってくださいました。食後に店の裏で季節ごとに変わる風景と共にみんなが集まった写真を撮る、すごく素晴らしいことなんだと気づかされました。
写真を撮る時、私が心がけていること、それは皆さんのとびっきりのいい笑顔を引き出すことです。ある時はオヤジギャグを混じえて、またある時はノリと勢いに任せて、そしてまたある時はストレートに笑顔を要求してみたり。行き当たりばったりですが、あの手この手でやってます。ありがたいことに皆さんとびっきりの笑顔で応えてくれます。
集客アップの一環で始めたInstagramでしたが、先にも書いた通り私にはあれこれと抵抗がありました。しかし、お客さんの最高の笑顔を撮り、それを投稿する。さらにそれを見た人が笑顔になる。これぞ「笑顔のリレー」です。これでよりお客さんが集まってくれるなら、すごく亮月らしくていいなって思います。
自家栽培というちょっと特別な蕎麦を食べてお腹を満たしたら、今度は少しだけ写真で少しだけ心を満たしていただく、そんな蕎麦屋はいかがでしょうか？
店の営業の合間を縫ってのことですから、ご来店くださった全員の写真を撮ることができないのが残念ですが、しばらく続けてみようと思います。
多くの方の助言のおかげでいいものができそうです。中でも当店HPの制作・管理・SNSを含めたWEB関連では日頃からとてもお世話になっているコンサルの山田さんには大きな助力をいただきました。
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