蕎麦の魅力は国境を超える

通常、店ではリアルな出会いを通して、誰かと知り合います。そして、その知り合いの誰かの紹介で、また新たな出会いへと繋がります。しかし近年はSNSの普及により、まったく会ったことのない人とつながることも少なくありません。それは全く知らない人であったり、知り合いの友人であったりと、さまざまです。時折、そんな会ったこともない方とメッセージのやり取りを通じて親しくなることもあります。そしてその繋がりは、日本国内にとどまらず、海外にまで広がることもあります。

亮月の蕎麦、アメリカへ届く

そうしたご縁の中で、先日アメリカからご来店いただく機会がありました。少し長くなりますが、彼との出会いの経緯をご紹介します。
お店の常連さんにアメリカ帰りの日本人の方がいまして、その方が連れてきてくださったアメリカ在住の日本人の方が、うちの蕎麦を気に入ってくれました。その後アメリカに帰国し、彼のアメリカ人の友人に「亮月のそば」を紹介してくださったのです。
その彼とはInstagramで繋がり、時々メッセージのやり取りをしていまして、彼は日本食全般に興味があるようでしたが、蕎麦への思いは格別なようでした。

アメリカにも日本人が経営する蕎麦屋があり、彼もよく通っていたそうですが、友人から伝え聞いた「亮月のそば」をぜひ食べたいと思っていたそうです。私も「ぜひ来てください」とはお伝えし、彼も「今度行く」となりましたが、この場合、社交辞令の可能性もあり正直なところ、本当に来るとは思っていませんでした。しかし、彼の情熱は本気でした。

そしてついに、はるばるアメリカからご来店。私もいろいろお話ししたかったのですが、あいにく来店時は店内が混み合っていて、じっくり話す時間が取れませんでした。挨拶を交わし、二言三言言葉を交わすのが精一杯でした。
そんな状況でしたが彼は、私のそばを食べながら

My dream come true!

と何度も何度も繰り返し言っていたそうです。そんなことを聞いたら「あれもこれも食べさせてあげたかった」「もっとおもてなしをしてあげればよかった」と後悔しきりでした。

海を越えたご縁が気づかせてくれた、蕎麦職人の誇り

自家栽培のそばを自ら製麺する店主

わざわざアメリカから来てくれて、お土産まで用意してきてくれたのに、何もしてあげられなかった私は、準備も怠ったように思えて自責の念すら感じてしまいました。残念でなりませんでしたが、帰りがけにどうにかせめてもの想いを、と撮らせてもらった写真と共に、Instagramにメッセージを添えて投稿しました。英語訳にした私のメッセージを読んだ彼はとても感動してくれたそうです。

Amarider、彼の優しく温かい人柄に私も大いに感動してしまいました。
おかげで、おもてなしとはお客さんがお店に来る前後にもできるんだな、と気付かされました。準備があるからこそ、今日も変わらずそばが打てる、とも思えました。改めて、蕎麦屋の仕事にやりがいと喜びを感じる出来事でした。
明日からまた頑張ります。今日もありがとうございます。

<関連>蕎麦が繋ぐ幸せな縁

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