飲食店は気軽に参入できる反面、生き残りの厳しい業種だそうです。統計によりますと、開業一年以内に廃業となるお店の割合は3割とも4割とも言われています。さらに5年以内は8割、10年以内となるとなんと9割が廃業となるそうです。当店は今年9年目に入りましたが、なんとか10年生き残れる組に入りたいものです。
以前のブログ記事にも書きましたが、店を始めるにあたり、とにかく不安で仕方ありませんでした。しかし、この世の理はノーリスクノーリターンです。挑戦しない者が何かを得ることなどあり得ません。何事も、不安を押しのけて、必死に食らいついて工夫を凝らせばなんとかなるものです。
丹那牛乳と丹那蕎麦のソフトクリーム誕生
ところで、工夫といえば様々ありますが、新メニューの開発もその一つです。かねてより、蕎麦の新しい魅力を伝えられるものを作れないかと考えていました。そうこうして数年が過ぎ、この度ようやく蕎麦を使ったソフトクリームが開発できましたのでご紹介します。
「題して、丹那牛乳と丹那蕎麦を合わせたらソフトクリームができました」です。
原料には地元ブランドの丹那牛乳を一部使用します。そこに亮月自家栽培の蕎麦から取り出した抽出物（詳しくは企業秘密です）を合わせます。バニラベースのソフトクリームに蕎麦由来の独特の味・香りがほんのりと漂います。さらにトッピングに蕎麦の実を焙煎して細かく砕いたものをひとつまみ散らします。焙煎された蕎麦の香ばしい香りとカリカリ食感のアクセントが何とも味わい深い。
優しい甘さが特徴の亮月オリジナルソフトクリームの完成です。是非、ご賞味ください。
続けることの難しさと感謝
これまでの8年を振り返りますと、我ながら何も知らないド素人が飛び込みで始めた蕎麦屋がよくもここまで続いたものだと驚きます。
同時に、続けることの難しさと大切さを噛み締めている次第です。そして、ここまで続けてこられたのは、家族をはじめ、ご来店くださるお客様、毎日働いてくれるスタッフさん、友人知人や取引先の皆様など、多くの支えがあったればこそです。日々、感謝の念に堪えません。今日もありがとうございます。
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